ネタ的にはあんまジャズじゃ無いんだが(笑)、まぁ音楽関連のお話って事で。
数年前に購入したトラベラーギター(https://travelerguitar.com/)を改造してみた。

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改造前のワンショット。ノブとブリッジを外した状態。

そもそもこのギターは、旅行先などに持っていけるようとにかく小さいギターが欲しいという動機でイロイロ物色した結果購入。知る人ぞ知る、村山義光さんの愛用ギターという点も気になった。村山さんはアタシのとは型が違って、ナイロン弦用のEscapeという機種を使っておられます。

このギターの良いところは、なんと言ってもコンパクトである事。フルスケールでも全長は約711mm (28")、重量は約1.6kgしかない。付属のギグバッグに入れればスーツケースにも入る。実際、出張先や旅行先に持っていった事もある。また、マグネティックピックアップに加えてサドル下にピエゾが入っていて、二つの内いずれか、もしくは両方をブレンドしたサウンドも出せる。加えて個人的にスタインバーガーのルックスが好きなので、ヘッドレスという点も気に入っている。
いかんせんこのギター、肝心の音がよろしくない。楽器のクオリティはある程度まで値段相応なので、実売価格5-6万のギターに期待してもしょうがないという面はあるものの、デフォで付いているピックアップの音が貧相すぎる。実は買った当初からイマイチ感アリアリだったので、マグネティックPUは早々にダンカンのSL59に替えております。シングルコイルサイズのハムバッカーな。
ピックアップを替えて基本的な音は改善したものの、ノイズ対策もイケてなくて、弦に触れていない状態でシールドを繋ぐと「ジーーー」というハムノイズが発生する。コレが耳障りでしょうがない。また、ボディ材がメープルなので全体が白っぽく、炉端焼のしゃもじぽい点も残念感があった。
そんな不満があって暫く放置状態だったのだが、つい先ごろジャズギタリストYouTuberの永井義明さん(https://yoshiakinagai.com)がトラベラーギターを改造した顛末をまとめた動画を見かけた。
「えっコレがトラベラーギター?すっげージャジーじゃん!オイルフィニッシュカッコいいじゃん!」てなモンである(←トリガが入るとその気になりやすい人)。この時点でかなり改造熱に火が付いた( ̄ー☆キラリーン。
「ぶっちゃけ安物ギターだし、どういじってもさほど良くはならんよなー、改造の費用とか時間とかかかるよなー、ハマると沼に足突っ込むよなー」…などなど多いに気迷いはあったものの、やはり携帯性という点では長所のあるギターだし、いわゆる本格的なギター改造というのも一度はやってみたかった。ちょうど仕事もヒマになりそうだったし、「オトナのミニ四駆的なノリでできる所までやってみよう!」と相成った訳。ハートに点いた火は炎になったのです(大笑)。
そんなこんなで始まったギター改造。同じようにギターいじりが好きな人のために、何回かに分けて綴ってみようと思います。

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